Vol.5 ニュージーランドはちみつのご紹介
皆様、こんにちは!はちみつ姉妹です。
今月のコラムはニュージーランドからお届けします。
南半球に位置するここニュージーランドは今は秋。
少し肌寒いですが、陽が出れば暖かく、とても過ごしやすいいい気候です。
養蜂自体は今は越冬の準備に入り、これからしばらくはお休みですね。
今年はニュージーランドは雨が多かったみたいで不作だったようです。
量は採れていないけど、早速、美味しいはちみつをたくさん頂きました!
そんなニュージーランドからお届けする今月のコラムは私達姉妹の大好きなニュージーランドはちみつのご紹介です。
ニュージーランドと言えば、”マヌカハニー”が何と言っても有名ではありますが、はちみつ大国ニュージーランドには素晴らしいはちみつが他にも沢山あるんですよ♬
クローバーはちみつ
一つ目は、世界中で最も多くの人に食べられていると言われているクローバーはちみつ。
私達のオススメは透明のとろとろとしたクローバーはちみつではなく、クリーム状のクローバーはちみつです。
子供からお年寄りの方まで幅広く愛用出来て、《テーブルハニー》として最適なこのはちみつは舌触りが非常に滑らかで爽やかな味わいながらその独特な深みとまろやかさが人々の舌を魅了し続けるのだと思います。
その昔、クローバーはちみつはマヌカハニーより遥か高値で売買されていたらしいのです。
マヌカハニーは味にクセがあり、食べにくい。こんな不味いものは私達人間の食べ物にならない。
ということで牛や豚のエサだった時代がありました。
その頃はクローバーはちみつは非常に美味しい高価なはちみつだったようです。
数あるクローバーはちみつの中でもここニュージーランド産のクローバーはちみつは大地のエネルギーが感じられて、クセのない美味しいはちみつですので是非一度お試しくださいませ。
アカロアはちみつ
二つ目はアカロアという土地で採蜜されたアカロアはちみつです。
アカロアは、ニュージーランド第3の都市と言われる南島のクライストチャーチから車で約1時間30分ほど離れた小さな港町です。
途中、かなり曲がりくねった道を進むことになりますが、ルート上の景色の良さは有名です。
フランス系移民が開拓したニュージーランド唯一の街なので、今でも通りやお店に多くのフランス語が残されています。
また、町並みがどことなくフランスっぽくて可愛らしいんですよね。
そんなアカロアで採れたはちみつは味も他のニュージーランド産はちみつとは少々違います。
透明のとろとろしたはちみつとクリーム状のはちみつと2種類ありますが、どちらもアカロア一帯に咲く花々から採れた百花蜜です。
一つは少し黄色みがかった透明のはちみつでこのはちみつが美味!
今まで食べた中で最も美味しいはちみつ間違い無しです。
爽やかな柑橘系の味わいで後味がスッキリしていていつまでも口の中に残らない。
白い色のチーズやトーストとの相性が抜群なんです。
私がミツバチだったら絶対にこの蜜を吸いに行きたいと思う美味しさです。
もう一つのアカロアはちみつは乳白色のクリーム状になったはちみつ。
同じ地域で採れているにも関わらず、蜜源が違うとこうも味に違いが生まれるのかと改めて感じます。
クリーミーでまろやかで優しい甘味。
このはちみつははちみつそのものが単体でデザートになる!
そんな《デザートハニー》として楽しめるはちみつです。
ブルーボレジはちみつ
三つ目はブルーボレジはちみつです。
ブルーボレジは、ヨーロッパからの入植者によりニュージーランドに持ち込まれたハーブだそうです。
ブルーというよりは鮮やかな青紫色とも言えるこのお花は縦に小さいお花を咲かせるなんとも可愛いらしいお花です。
古代ギリシャ人の時代、気分や精神を高揚させる効果があると広く信じられていたこのハーブは人間の副腎を刺激してアドレナリンの分泌を促進することが近代の研究で判明したのでこのはちみつの使い方の幅が広がったことも間違い無し!!
ブルーボレジの花や葉がストレスへの強壮剤や咳止めシロップとして伝統的に使用されてきた背景を持っているのでブルーボレジはちみつを白湯に溶いて飲むのもいいですね。
ハーブの風味はそのままに甘さがしっかりとしていてスーッとします。
いかがでしたでしょうか?
アカロアのはちみつ以外は日本でも手に入れることが出来ますので、是非一度お試しください!
そして、アカロアはちみつは今回も沢山購入して帰りますので、また是非セミナー等でティスティングとしてご用意したいと思っています。皆様、お楽しみに♬